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主に絵の練習の記録。たまに日記、雑記。

退職するまでの経緯

仕事のプレッシャーで体調を崩し1カ月以上更新が止まってしまいましたが、退職が決まり精神的に余裕が出てきたので再開します。

 

・ダメになった理由

仕事のプレッシャーで体調を崩したと書きましたが、全ての原因は自分の弱さにあります。パワハラがあったわけでも、人間関係でトラブルがあったわけでもなく、僕が勝手に自滅しました。介護福祉士の責任の重さに耐えられませんでした。

介護福祉士は要介護者の生活を支える仕事です。責任が重い仕事であることは承知の上でこの道を選びました。自分でもなんとかできるだろうと。でも自分のメンタルは想像以上に脆かったわけです。

専門学生の頃から「もしかしたら向いてないかも」と思うことは何度もありました。それでもやっていくうちに何とかなるはずと思い退学は考えませんでした。でもこの不安が消えることはなく、勉強するたびに実習するたびに「本当に自分にできるのか」と不安が強くなっていきました。それでもまだこの時はなんとかなるだろうと楽観的に考えていました。実際、不安を抱えた状態でもなんとか学生生活を続けてこれたわけですから。

結局、不安を解消できないまま卒業し就職。そして働き始めてその不安が的中したわけです。「なんとかできるだろう」なんて本当にうぬぼれていたなと思います。

・職場での過ごし方

またオムツ交換に時間が掛かってしまった、食事介助中に喉に詰まらせてしまったらどうしよう、転倒させてしまったらどうしよう、怒られたらどうしよう、自分のやっていることは正しいのか、迷惑をかけているんじゃないか等々、失敗する前から失敗を恐れ、常に緊張していて「表所が固いよ」と指摘されることもありました。そんな僕に職員の皆さんは気にかけてくれました。「最初はゆっくりでいいよ」とか「新人なんだから失敗は当たり前」とか色々お世話になったんですが、それでも僕は気を緩めることができませんでした。良い意味でテキトーになれれば良かったんですが、もともと神経質な所があって、自分を自分で追い詰めていました。

・休職するまで

働き始めたときは趣味で気分転換が出来てました。休日に映画を観に行ったりとかもしてたんですが、だんだん不安が強くなっていって何をしても気分転換できなくなりました。眠れないし食欲もかなり減って休日は何もせずベッドで横になるだけ。

ある日、出勤したら先輩職員が僕の様子がおかしいことに気が付いて声をかけてくれました。そこで正直に現状を報告したところ施設長と面談することになり、心療内科に即日受診することになりました。

初診だったので診断はつきませんでしたが、結果を職場に報告しとりあえず1週間休職。そして2回目の受診の時に診断書を書いてもらい職場に提出、休職期間が1カ月延長となりました。

・退職するまで

診断書を提出するときに「退職させてください」と施設長に伝えました。当然、すぐに受理されるわけもなく。施設長は体調が回復すれば復帰できると考えていたみたいですが、僕は休職期間中に退職したいと考えていました。でも今までお世話になった手前、自分の考えを押し通すことはできませんでした。30分くらい話しましたが、結局体調が戻るまでこの件については保留ということになりました。

施設長は回復するまでいくらでも休んでいいと言ってくれましたが、僕に復帰する気はありませんでした。このまま延々と休職が続くのは僕にとっても職場にとってもプラスにはなりません。

そしてまた1週間経ち受診。受診の帰りに職場へ向かい、前回の続きを話し合いました。前回とは違いすんなりと退職が受理されました。向こうが諦めてくれた感じでしたね。

・現状

無職になりました。就職活動はしていません。通院は続けています。しばらくはゆっくりする予定です。3カ月未満で退職なので雇用保険とかは出ません。給料もいくらか返還しないといけません。仕方がないですね全て自己責任です。